いけばなの基本
つるうめもどき
2022.10.26
つるうめもどきを生花(しょうか)という様式でいけてもらいました。生花の中でも変化形という少し特殊ないけ方です。
植物は基本的に上に向かって伸びます。そこで、いけばなは器を下に置いて、下から出発して上に向かって伸びる姿をいけるのが基本になります。ところが、植物によっては大きく靡いたり、垂れ下がったりするものもあります。そういう姿をいかすには器が高いところにあると良いのです。そんなときはこの作品のように器を上から吊ったり、あるいは壁や柱に掛けていけるのです。
吊る花器はいくつかありますが、この花器はその中の代表的なものの一つです。「月」という名前がついています。年中使えますが、秋が一番感じが出ますね。月明かりに煌々と照らされた秋の野の情景が浮かんでくるようです。
全3回の体験レッスンを実施しています。いけばなに興味を持った方は気軽にお越しください。
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