いけばなの基本
2025.12.13
皆様、こんにちは。久しぶりの投稿です。
私が2018年に生徒さんと発会しました「池坊麻布橘会」は、七周年記念の花展を11月2日より5日まで、六本木ヒルズのカフェ/スペースで開催しました。
前期後期と4日間で約100作品を展示、会場は東京のランドマークの一つ六本木ヒルズの中心にある人気のイベントスペース。テーマは「KISEKI2025」としました。
これは、池坊、花、人との出会いを奇跡と感謝し、過去、今、そして未来へと続く華道の軌跡に繋いでいく。
池坊を知らない世代やインバウンドの方などにも幅広くいけばなを知っていただき、伝統文化の魅力を発信するというもの。出瓶者各々の仕事の特性を出し合って企画運営しました。
特にデザイナーの宮師さん制作の素晴らしいキービジュアルが最初に出来、これに相応しい内容をと皆モチベーションを高め、歌手・awesome city clubのPORINさんも会場音楽で協力してくれました。

会場構成は、池坊の歴史に沿って花形を学べるよう、立て花から始まる立花コーナー、

立花大作と生花の伝花が並ぶ特別席、

そして生花コーナーと壁沿いに展示、

センターに中作、小品自由花を点在。

京都家元、歴史年表、花形の説明等パネルも掲げ、来場者に解説出来るようにしました。

外国人に英語で解説するメンバーも多く
「初めてみた、素晴らしい!」
「写真を撮って良いのか?有料ではないのか?」
「こんなに表現が多彩で、歴史があるのにも感動した」などたくさんの賞賛の声を戴き、
池坊を学んでいて良かったと皆、誇らしく思いました。


家族連れや若い世代にも
「全体の雰囲気が明るく華やかで癒された」
「花以外のものも使い表現がいろいろあって楽しい」など小品自由花群も好評でした。
次回、後編へ続きます。お楽しみに❗️
華道家元池坊 麻布橘会支所 支所長 森由華