私が2018年に生徒さんと発会しました「池坊麻布橘会」、
11月2日より5日まで、六本木ヒルズのカフェ/スペースで開催した
七周年記念の花展の様子を前回のコラム（→こちら）に続きお伝えします。

今回の花展は発会以降お世話になった皆様へ感謝を込めてという意味もあり、
池坊家元より前期には池坊雅史事務総長、後期には次期御家元専好様、
青年部代表池坊専宗様が御臨席くださり、全員の作品を御巡視くださいました。

御巡視は初めての者が殆どで、全員が今後の励みとなりました。

御来賓には、(株)LIXILグループ、森ビル(株)、アース製薬(株)のトップを代表される皆様
また後期には(株)東京新聞社とそれぞれエグゼクティブの皆様がご来場くださり、
「伝統と今のそれぞれのいけばなの力を感じた。
素晴らしい伝統文化、世界に誇れる美を学び、今後も発信し続けてほしい」と
エールを戴きました。

連日会場は大盛況、出瓶者の家族、友人、会社の皆様など、
これからも応援していただきたい方がたくさんお越しくださりご挨拶できたのも
嬉しいことでした。
また、準備と本番を通し出瓶者同士の交流も深まり、会場のあちこちで談笑する場面も多く、
新たな出会いに皆輝いていました。

運営委員長太田さん曰く
「誰一人欠けても成立しない花展でした」との言葉に深く同意します。
次回はいつ、の声が早くも聞こえました。

その甲斐もあり、本年末年始には六本木ヒルズ内で超大作の新年花を、
池坊専宗様のお写真とコラボレーションという形で
展示させていただくことが決まっています。

初めての花展運営に準備の半年間、
いろいろとアドバイスやご協力をくださいました家元本部の皆様に、心より御礼を申し上げます。

ここで得た全ての奇跡をこれからの支所運営の軌跡に皆で繋げ、
さらなる発信の場へ皆で精進してまいります。

華道家元池坊　麻布橘会支所　支所長　森由華