いけばなの基本
2021.04.27
かきつばたは池坊では四季を通して生けられる花材の一つです。
とは言え、冬のカキツバタは珍花としてほとんど手に入れる事も生ける機会もありません。
やはり、水辺に生える草物は夏が本番ですね!!
今回は通常のお稽古ではなく、ちょっと特別感のあるお稽古を行ってみました。
『和室でかきつばたの生花正風体をみんなで生けよう!という企画』
御茶ノ水教室は通常、机と椅子、前には黒板、と言う、いかにも
『教室!!!』
という感じの部屋で開催していますが、今回は和室をお借りして開催してみました。
普通の教室でももちろん、まわりを汚さないとか、まわりにぶつからないように、他の人に気を使う、とかそういった事は非常に重要ですし、気をつけて頂くようにお伝えしています。
が、やはり、生ける場所が変わると緊張度もより増した事と思います。
生ける内容ももちろんですが、生ける所作にもいつも以上に気を使って生けて頂けたようです。
特別感、という意味では今回は会場もそうですが、伝書のお話もさせて頂きました。初伝の伝書とか、かなり始めの頃に頂くものですが、とても高度で奥深い事が書かれています。
伝書を読む場所的に、和室って、なかなか雰囲気が良いと思いませんか?!これは、どちらかと言うと私の趣味にお弟子さんを付き合わせてしまった感じかもしれませんが^^;
そのあとは、かきつばたの生花のデモンストレーションをさせて頂いたあと、作品を参考にして頂きながらそれぞれの作品を生けて頂きました。
生けた後は自分の作品を床の間に置いて拝見、写真撮影をして終了です。
当教室では、目指せ月1で特別稽古を企画しています。
いけばなにあこがれて教室を探している方は是非一度体験稽古にお越しください♪