基礎のおけいこ
ブバルディア
2021.04.11
お弟子さんが稽古でいけた花を紹介します。
ブバルディアを生花(しょうか)という伝統的な様式にいけました。これは明治時代に型が定まった正風体という様式です。当時は外国の花は珍しく、基本的には日本に自生している花を中心に使っていたと思われます。
このブバルディアは日本に入ってきたのは昭和初期ということですから、生花正風体が確立された時期にはまだ日本にはなかったと思われます。ですから当時の人は、このような作品を見ることはなかったでしょう。しかし、今は普通に流通している花ですから、取り入れていいと思います。恐らく、当時この花があれば、当時の人もいけたのではないでしょうか。
伝統的な型であっても、できた当初のものを復元するのではなく、新しい材料も積極的に取り入れることで、さらに内容が豊かになると思います。
全3回の体験レッスンを実施しています。いけばなに興味を持った方は気軽にお越しください。
体験レッスンの詳細はこちら