感性を磨く
2022.12.21
シルバーミラーを半円状にして横に並べてみると「波」のようなイメージ、二つの鉢に「橋」のように枝を渡してみたら「ベイブリッジ」のように見えてきました。
橋は人との繋がり、友との繋がり、師弟の橋渡し、などコンセプトにもピッタリ。シルバーミラーを立てることから横に並べて使うと変更してからは、イメージが膨らみ形が見えて制作は進んでいきました。
シルバーミラーの保護シートを全てはずした際は、そのミラーの輝きに驚かされ、更に湾曲しているものの下に敷いてみたら輝きが倍増!私たちの瞳もキラキラとしてきた瞬間でした。
「なんだかとってもいいんじゃない?」
花を生ける器には華道社で気になっていた「ポリカポップ」を購入。冷たい印象のシルバーミラーにピンク色や黄色が温かみと明るさを加えてくれました。300円ショップでみつけた小さなLEDライトは波の中を照らして。
作品「海」の部分は、ほぼ完成です。
問題は「橋」の部分でした。
フェイクの黒い枝とアーティフィシャルフラワー?の白い花をSaitoさんが横浜ディスプレイミュージアムでみつけてくれました。どちらもまたイメージにピッタリです。
始めはそれにノバラやランの花を合わせようと考えていました、「いけばな」ですから生花はいれなくては、と。
しかし、支部長や先輩先生方へ試作をみていただいた際に「上は(橋の部分)は花は無くていい」という助言をいただいて黒い枝に白い花を添えた安定したアーチ型の橋に。
作品モチーフは「ベイブリッジ」完成(2022/11/3)
そして、作品タイトルは多様性のいま「みんなKawaii みんな違っていいんじゃない?」
花は個性色々に比較的手に入りやすく身近な花、「バラ」「カーネーション」「ガーベラ」「オンシジューム」「トルコキキョウ」を。
現地での生け込み、日が暮れてくると外灯がとても美しく照らしてくれました。
花友Reikaは凸凹コンビ?お互いの個性を再確認。反対意見も言い合えるReika二人ならではの作品となったように思います。
いけばなアート展までの約2ヶ月は、横浜市内の無料のコミュニティハウスを利用しました。
毎週末1日は予約し、その間、花友が差入れを持って応援に来てくれたり・・・
とても有難く貴重な経験をさせていただきました、ありがとうございます。
「いけばなアート展@横浜」またいつか開催されることを願っています。(完)