いけばなの基本
2021.04.07
あんなに雪深かった冬がウソのように、桜は例年より早く咲き、あっという間に散ろうとしています。今年の春はずいぶんせっかちです。
長くお休みされていた生徒さんでお稽古を再開される方が今月から増えてきています。うれしいことです。
その中のおひとりの方が、新聞の切り抜きを丁寧にたたんでお持ちになりました。昨年の11月7日の読売新聞の専永宗匠のインタビュー記事です。
長年介護したご主人を昨年亡くされて、暗く沈んだ気持ちでいたときにこの記事を読んでとても感激し、「必ずお花のお稽古を再開しよう」と決心されたそうです。お稽古場までは車で片道1時間ほど。記録的な大雪だったこともあり、雪が解け天候が落ち着き、ご自分の体調とも相談して。そして今日、教室においでになりました。丁寧に磨かれた花ばさみ。本当にこの日を待ち望んでおられたことと感じました。
お帰りにはお嬢様のためにと自由花を一生けお持ちになりました。親子で花を生けるきっかけになるといいですね。
教室では入室時の手指の消毒をお願いしています。手すりやドアノブなどの定期的な消毒を行っています。空気清浄機能のあるエアコンを使用しております。また、講師もマスクやフェイスガードを着用してご指導しています。おいでの際はマスクの着用にご協力をお願いいたします。
まだまだ外出を控えているという生徒さんの中にはリモート稽古で再開されている方もいらっしゃいます。メール、LINEなども対応しています。お稽古を始める方法は、今、いろいろあります。どうぞご相談ください。