2020.12.09
生け花を習うときに必要な道具をご紹介します。
体験レッスンやお稽古では先生のものや教室にあるものを借りるということがほとんどですが、いざ通い始めるとなると、やっぱり自分専用の道具が欲しくなりますよね。
今回は、初めてさんが最初に揃えておきたい道具と、その選び方についてご紹介します。
生け花を習うときに必要な道具と選び方のポイント
生け花教室に通うときに、最初に揃えておきたいのは次の3つの道具です。
- 花ばさみ
- 花器
- 花留
では、それぞれどのように選ぶのかのポイントをお伝えしていきます!
花ばさみ
まず、生け花を習うときに欠かせない道具と言えば、花を切る花ばさみです。
花ばさみの値段はものによって差ありますが、最初から高価なものを選ばなくても大丈夫です。
長く使うものですので、実際に手にとって手に馴染むかどうかを見ながら、使いやすいものやお気に入りのものを選びましょう。
花ばさみといえば鋼(はがね)製のものが定番ですが、最近では錆びにくいステンレスでできたものもあります。
お手入れが苦手な人やズボラさんにはステンレスの花ばさみがおすすめですが、道具のお手入れをして大切にするのもお稽古の一部。
ご自身と相性が良く、うまく付き合える道具というのも意識してみましょう。
花ばさみ用のカバーも一緒に準備しておくと安全に道具を持ち運ぶことができますよ。
花器
花を生ける花器も必要な道具の一つです。
花器はたくさんの種類があり、どれも魅力的に見えますが、最初はシンプルなものを選びましょう。
形にデザイン性があるとそれを活かす技術が必要になるため、初心者さんは一般的な丸い水盤型のものがおすすめです。
色は、どんな花にも合わせやすいように白・黒・青・緑などの単色または、2色使いのものを選ぶと、作品に合わせやすいですよ。
花器が小さすぎると花をあまり入れられないので、ある程度の大きさのあるものを選んでおきましょう。
花留
花留は花を固定するもので、剣山がメジャーです。
文字通り”剣の山”で針を束ねたような形をしています。
剣山は花や木を挿すときに滑ると危険なため、滑り止めが付いているものがおすすめです。
剣山は、いろいろな大きさのものがありますが花器の大きさに合わせて選びます。
プラスチックでできた透明の剣山もありますが、これはガラスなどの中が見える花器を使用する際に使うもので、耐久性はあまりありません。
長く使うことには向きませんので注意しましょう。
生け花の道具はどこで買う?
生け花の道具は生け花の専門店で購入するのがおすすめです。
ホームセンターなどでも生け花の道具が販売されていることがありますが、専門のお店では錆びにくい素材や滑り止めが付いた道具など初心者さんも使いやすい道具が揃っています。
また、初めての場合はお店で生け花に詳しいスタッフさんに相談しながら道具を揃えると失敗がありません。
上級者向けの道具や比較的値段が高いものもあるので、お買い物を通じて道具の選び方などを身につけていくのも良いですね。
近くに専門店が無い場合や、ゆっくり買いにいく時間がないという場合にはオンラインショップを利用するのも手段の一つです。
初めてさん向けのセットがお得!
生け花で使う道具を全く持っていないという人は、セットになっているものもおすすめです。
池坊のいけばなショップ「花楽」では、初めて生け花を習う人向けに、最初に揃えておきたい道具がセットになったものをお得な価格で販売しています。
その他にも、初心者さんが使いやすい道具をまとめて紹介しているページもあるので、一度覗いてみてください。
道具選びは生け花のお稽古の第一歩
自分で使う道具を選ぶことは、生け花を習う第一歩でもあります。
お稽古で使うのが楽しみになるような道具を選んでみましょう。