2022.08.20
「華道体験は、着物でないと参加できないの?」「着付けができないと習えないの?」
華道を習おうと思った時に、このような悩みを持つ方もいるのでは?
いけばな展などでは着物の方もいらっしゃるので、華道=着物というイメージをお持ちの方もいるかもしれません。展覧会は作品発表のハレの日なので、着物を着る方も多くいますが、普段の教室ではそんなことはありません。
今回は、華道体験の時はどんな服装が良いかご紹介します。
華道体験時の参考に。適した服装について
華道は敷居が高いと思われている方も多いですが、華道体験をする際には着物を着用する必要はありません。
基本的にはどんな服装でも良いですが、適した服装やマナーは存在するでしょうか。
華道体験では汚れても良い服装がおすすめ!
華道というと「きちんとした身なりでなければ!」と思われる方もいるかもしれません。
でも、花を生ける時には花粉が付いたり水はねしたりなど、実際は汚れる場面が多々あります。
そのため、華道体験には汚れたら困る服装ではなく、むしろ汚れても良い服装の方が良いでしょう。なるべく服を汚したくない場合はエプロンを持参するのも1つです。
また、袖口が膨らんだ服は花を挿す時に水が付いたりして生けにくいので、アームバンドなどを用意されるとよいでしょう。
和室の時は座りやすい服装を
華道体験では、和室で正座をして花を生ける場合もあります。
そのような場合は、ジーンズなどの厚手のパンツだと足が痺れてしまうこともあるので、なるべく楽に座っていられるような服装にすることがおすすめです。
また、茶道教室と同じ場所で開講されている場合などは靴下の着用が必要な場合もあります。教室ごとのマナーもありますので、気になる方は華道体験を行う教室に問い合わせてみてください。
華道体験に必要な準備物について
華道体験に行く際には、服装以外に持ち物にも注意を払いたいです。
ここからは、華道で必要となる物を3つご紹介します。
華道体験では、必要な道具は教室で用意されていますが、基本的な道具について事前に知っておくと安心ですね。
必要な道具や費用をより詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。
花バサミ
花バサミは、華道に必須の道具です。
普通のハサミと比べると、刃の部分が短く柄の部分が長い特徴があり、硬い枝などを切っても刃こぼれしにくいことが特徴的。
教室によっては貸してくれることもありますが、もし、長く華道を続けるつもりならご自身の花バサミを購入し体験時に持参すると良いでしょう。
花器(かき)
花を生けるための器です。
陶器製のものや磁器製のもの、ガラスやプラスチック、銅、アルミ、竹など、いろいろな材質があります。
形も様々なので、作品をイメージして選ぶことが大切です。ただし個性的な花器を選ぶと、花を生ける難易度が高くなってしまうので、初心者の方はシンプルな花器から始めると良いですね。
剣山(けんざん)
針状の突起が並んだ花を留める道具です。花器に入れて使い、形も丸いものや四角いもの、大きさも大小いろいろあります。鋭く尖っていますのでの怪我をしないように取り扱いには注意しましょう。
剣山は使う花器や生ける花に合わせて選ぶ必要があるので、どの剣山を使うと良いか、生け始める前に先生に相談すると良いでしょう。
初心者におすすめの華道体験って?
池坊の華道教室では、華道初心者の方に向けた華道体験を開催しています。
体験したいけれど服装や必要な道具が気になる場合は、事前に教室に相談していただくことも可能です。
ぜひお近くの教室で、華道体験が開催されていないかを探してみてください。
適した服装で楽しく華道体験をしよう!
華道体験では、基本的には服装に決まりはありません。シンプルで汚れても良い服装がおすすめです。