2021.05.17
生け花を習っている生徒さんへのインタビューです。お稽古を始めたきっかけや実際のお稽古の様子などをご紹介します。
第1回は学生時代に華道部だったという田中さんにインタビューしました。社会人になって、一度離れられた生け花。再開した現在のお稽古は?
お稽古を始めたきっかけは?
「中学生の頃、母から生け花を勧められました。いつかは生け花をやりたい!と思っていましたが、初めて生け花に触れたのは大学生の時。大学に池坊の華道部があって、ようやくスタートしました。実際に始めてみると楽しくて、先生も良い先生で、大学時代は稽古に励みました。」と生け花に彩られたキャンパスライフを過ごされました。
「華道部では自由花を中心に学んでいました。なのでいつかは型のある生花を学びたいと思っていました。」
卒業後も華道を続けるつもりだった田中さん。とは言いつつも、社会人になると仕事が忙しく、お稽古を再開できない日々…。
その後、結婚し引っ越し、時間の余裕ができたところで、お稽古を再開しようと教室を探しますが…。
どうやって教室を探しましたか?
ところが、近所で探すものの池坊の教室が見当たらず、インターネットで検索してみることに。「いけばな 池坊」で検索したところ、たどり着いたのが「池坊教室紹介サイト」。ここで、現在の教室を見つけられました。
「検索結果の中で、一番通いやすく、また掲載されているお稽古の様子の写真を見て、教室の雰囲気が明るく、幅広い年代の方がお稽古されている様子だったので、この教室に決めました。」
お稽古を始めてみてどうですか?
ようやくお稽古再開に漕ぎつけた田中さん。学生時代にできなかった生花も始めました。
「今は自由花と生花のお稽古を半々で習っています。初めての生花のお稽古はイメージよりも難しく感じましたが、太陽のあたる向きまで考えて生けるとは思ってなかったので、ちょっと感動しました。」
どんなお稽古をしていますか?
難しそうでも楽しそうなお稽古の様子。具体的にはどんなレッスンでしょうか。
「生花のお稽古は、初めての時は先生が見本を生けられて、それを生け直すかたちで生けました。2回目以降は、まずひとりで生けてみてから先生に直していただいています。枝の向きが違うなど手直しはされますが、一から自分で生ける達成感があって楽しいです。」
先生はどんな方ですか?
「指導者の山道菁萌先生は、一言でいうと優しい方。初めての時から優しく、1年半通った今もそのイメージは変わりません。お稽古の回数を重ねるごとに、先生の良さをより強く感じます。」
「初めて取り組む花材の時は、花材の取捨選択を手伝ってくださったり、手が止まっているとアドバイスしてくださったりと、手厚くサポートをしてくださいます。」
今後は?
2021年4月に開催された「いけばなの根源池坊展(大阪花展)」に作品を出された田中さん。お稽古のたびに使用する花材などを山道先生に相談されたそうです。
「いつかは立花を生けれるようになりたいです。できる限りお稽古を続けたいです」
学生の頃から変わらない生け花への情熱を感じました。
取材におうかがいした教室はコチラ
神戸三宮駅前 ミント神戸内の大変便利な立地です。開講時間(土曜日クラス)が13時〜21時と長く、お好きな時間でお稽古して頂けます。初心者から上級者まで対応しています。体験レッスンも行っています。
みんなのお稽古シリーズ
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