2025.10.31
 
日々の暮らしの中に、そっと花を添える。
花を生ける時間は、心が弾むひととき。
花を生けることを、そんなに気構えないで、もっと自由に、もっと気軽に。
普段づかいの器で、身のまわりにあるもので、花のある暮らしをはじめてみませんか?
季節の花を楽しもう
春には桜、タンポポ、菜の花、夏はアジサイ、ひまわり、ナデシコ、秋はコスモスやリンドウ、もみじ、冬には椿や南天、ポインセチアなど。近くの公園や道ばたに、あるいは町の花屋さんで、ふと見かけた花に季節の変化を感じたこと、ありませんか。
忙しく過ごす私たちをよそに、めぐる季節に合わせて植物たちは、芽をだし、花を咲かせ、葉をひろげ、実をならせます。毎日のスピードをゆるめて、少しまわりに目をむけると、四季折々の姿の植物たちであふれていることでしょう。
季節の花を生けて楽しむなら、“当季の花”を選ぶのがおすすめ。これからの時期なら紅葉した枝ものやワレモコウなど深まりゆく秋を感じさせてくれます。
生け花で使う花ってどんなの?季節別のお花とそれぞれの楽しみ方

どうしたらいい?はじめての花選び
花を生けてみたいと思っても、実際どんな花を選べばいいのか、花屋さんやスーパーにはたくさんの花が並んでいて迷ってしまいますよね。
もちろん花との出会いは大切。ハッと目を奪われたもの、可憐な姿に見とれてしまったもの、香りに引き込まれたものなど、何かしら心が動いたものを選ぶのもひとつです。
また、どんな風に飾りたいのか、生けたい器をイメージして、それに合うものを選ぶのもひとつです。色や形、長さなど、植物の姿は実に多種多様。同じ種類の花でも1本ずつ表情が違います。(手に取って選びたいときは、お店の方に声を掛けましょう。)
慣れないうちは、あまりたくさんの種類を選び過ぎずに2~3種類を選ぶと、生けた時にまとめやすいです。

花を生ける道具、何が必要?
花を生けるのに、専用のはさみや剣山がないとできないなんていうことはありません。まずは身近にあるものを使って、気軽に楽しみましょう。 細い草花を切るくらいならクラフトバサミで大丈夫。花を切ると水分や植物の灰汁(あく)が付くこともあるので、使ったあとはよく拭いておきましょう。
花留めもいろんなものが活用できます。要は花が留まればOKなので、ネットやスポンジ、ストローなどで代用できます。透明のガラスの器などには透けて見えてもきれいなビー玉を使うのもおすすめです。

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