いけばなの基本
2022.10.28
昭和生まれの私の幼少期にはハロウィン🎃など身近にありませんでしたが、気付けば10月の終わり頃には渋谷のスクランブル交差点はゾンビやその年に話題になった人や魔女で溢れるようになっていました。ハロウィンやクリスマスは欧米から文化が来て日本で独特な進化を遂げ定着したものの1つのように思います。「本場のハロウィン、クリスマスはこんなんじゃない」など、毎年楽しそうにしているゾンビ達を見ているとそんな野暮な事を言わずに、この独特な文化を楽しむのも良いのでは、、と思います。
話は変わりますが、先日のお稽古では私の持つハロウィンのイメージカラーの花材で皆さんにお花をいけて貰いました。
オレンジ色の花: ベッセラエレガンス
紫色の花: アスター
黄色い小さな花: マトカリア
黒い葉: アメリカテマリシモツケ
以上の4種類でした。池坊のいけばなには立花、生花、自由花と大きく分けて3種類のいけ方がありますが、私の指導ではどれだけ手元に花材があっても、それぞれをじっくりと観察して自分の中で主役を決めて、その主役が最も良く見えるようにそれ以外の花材で引き立ててあげて下さいとお伝えしています。仕上がった作品を見た人に自分の思う主役が伝わったら、その作品は大成功だと思います。
今年はまだ引き続きコロナ禍ではありますが、徐々に生活が少し形を変えた感じで戻りつつあるように思います。イベントも再開して飲食店も通常時間で営業するお店も増えていますので、今年のハロウィンには久々にまた沢山のゾンビや流血して返り血まで浴びた看護婦さんやオバケ達が集まるのかもしれませんね。
皆さま楽しいハロウィンをお過ごし下さい。
菅 文子池坊いけばな教室
火曜、木曜、第二第四土曜
13:00-17:30
体験クラスも受け付けております、お気軽にお問い合わせ下さい。
dimebag.sugechan@gmail.com
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