いけばなの基本
2023.04.18
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投稿が遅くなり申し訳ないのですが、明日まで丸の内KITTE内カンファレンスホールにて開催中の百観音in東京に作品を出瓶しております。
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西国、坂東、秩父合わせて100番所のお寺さんから仏像やお軸、また境内の砂が埋め込まれた石が用意されたブースにそれぞれ池坊のいけばながお供えされ、それらを巡ると100観音を巡礼したとして御朱印を頂けるそうです。
このイベントになぜ池坊のいけばながお供えされているのかと言うと、池坊は長い歴史を持ち、古くは室町時代に書かれた文献もあります。
西国三十三所の13番所の紫雲山頂法寺はいけばな発祥の地とされています。
六角堂の北側に、聖徳太子が身を清めたと伝えられる池の跡があります。この池のほとりに、小野妹子を始祖とする僧侶の住坊があり、「池坊」と呼ばれるようになりました。代々六角堂の住職を務める池坊は、仏前に花を供える中でさまざまな工夫を加え、室町時代の「いけばな」成立に至ります。東福寺の禅僧の日記『碧山日録』には、寛正3年(1462)に池坊専慶が花を挿し、京都の人々の間で評判になったことが記されています。
(池坊ホHPより転載 https://www.ikenobo.jp/rokkakudo/about/ikebana.html)
僧侶達の祈りの花として発展を遂げ、現在の環境にフィットしたスタイルになっていったのですが、今回のイベントでは100の番所の巡礼が目的として企画されたものですので、その雰囲気に合わせて仏前供花を池坊の門弟達が奉納した感じになります。
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また、プレオープンには清水寺の御住職様がいらして「縁」という字をその場で書いてくださいました。お話も楽しく、全てのお参りもさせて頂きましたが、あれだけの数のお軸や仏像とたてはなが見る事の出来る機会は、そうないかと思います。会期は明日までとなりますが、もしお近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。
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菅 文子池坊いけばな教室
火曜、木曜、第二第四土曜
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体験クラスも受け付けております、お気軽にお問い合わせ下さい。
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