基礎のおけいこ
桃
2021.02.28
稽古でお弟子さんがいけた花を紹介します。
もうすぐ桃の節句ですね。最近はみなさん桃の生花(しょうか)を稽古しています。桃は、枝の分かれ目が丸みを帯びているという特徴があって、枝なのですが少し柔らかい雰囲気があります。同じバラ科の梅と対比して梅は梅らしく、桃は桃らしくいけるとも言われ、梅の力強い荒々しい姿に対して、桃は柔らかく可愛らしくいけます。
この作品は、比較的動きの少ないスッと立った姿の桃を端正にいけてあります。花の姿に合わせて花器も縦長のものを使ってあります。花木は枝振りがそれぞれで、同じ花材でもその都度ずいぶんと形が変わります。それに合うように花器も選ぶのです。
全3回の体験レッスンを実施しています。いけばなに興味を持った方は気軽にお越しください。
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