基礎のおけいこ
花菖蒲
2021.05.02
お弟子さんが稽古でいけた作品を紹介します。
花菖蒲を生花という伝統的な様式にいけました。勢いよく伸びていく感じがよく出ていますね。まもなく端午の節句です。そこにもふさわしい花です。
いけばなでは同じあやめ科の燕子花(かきつばた)もよくいけられます。花は似ていますが、葉の性状が違います。その違いを、作品で表現します。ですから、燕子花と花菖蒲のいけ方は似ているようで正反対なのです。具体的な違いが知りたい方は、ぜひいけばなを習ってみてください。
漠然と見ているだけでは見逃してしまいそうな差異でも、昔の人はよく植物を観察して、それぞれ燕子花らしさ、花菖蒲らしさを捉えています。そして、それが今にも伝わっています。そういう先人の知恵をもらえるところが伝統文化の面白いところです。
全3回の体験レッスンを実施しています。いけばなに興味を持った方は気軽にお越しください。
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