伝統文化
2021.05.12
立花 の お稽古 再開 しました。昨年の4月緊急事態宣言を受けての教室閉鎖、再開してからも立花の稽古はお休みしていました。それが今年の4月より月一で設定しました。
立花とは「多くの草木を取り合わせる型のある花」のことで、資格のあるものだけが勉強することができます。以前は生徒それぞれの希望により、自由に授業時間や花形を選べるようにしていましたが、現在は長時間の稽古を避け、間に消毒の時間を設ける必要から稽古を「昼」と「夜」の時間で分け、また密度を避けるため一度に4人までの予約制としています。
立花の指導がなくなってから一年、この4月から皆で同じ花材の稽古をする「立花の日」を作り、特別にその日だけ一時間早くスタートする事にしました。
再開について、実は少し悩んでいました。設定しても希望者がいないのではないか、決めた時間に終わらないのではないか。果たして、多くの生徒が希望してくれ「やっぱり立花の秘密にふれることには価値がある」「勉強が先に進むよろこび」を感じてくれたようです。
これからは毎月どこか、立花の日を設定して資格のある生徒たちには勉強してもらおうと考えています。
先日ご案内した5月12日から予定されていた日本橋三越の池坊展は緊急事態宣言のため中止となりました。 昨年に引き続き二年連続の中止となります。今年は特に本館一階のエントランス「通称ライオン口」での大作を担当することになっていましたのでとても残念です。現在池坊Facebookでオンライン東京花展を行っています。
華の道は一日で到達できるものではありません。人生も同じです。 完成を目指すのではなく羽ばたき続けることが道を歩むことかもしれません。